2025年10月23日木曜日

フィールド状況

 24(木)12時現在、桟橋前の水温は17℃です。ここ数日は曇りの日が続いており、それに伴って水温も少しずつ低下しています。特に朝晩はしっかり冷え込むようになり、日によっては冬の装いでも良いほど寒さを感じる場面も出てきました。

水温の低下とともに水質もかなりクリアになってきており、場所によっては底がはっきり見えるほどになっています。個人的には、少し雨が降って適度に濁ってくれるとありがたいところですが、大雨で濁りすぎてしまうのも困りもの……なんとも贅沢な悩みではありますが、釣り人にとっては水の色ひとつでも気になる季節です。


☆バス情報☆

 18日逸見さん、ベントミノーで西側カーブのウィードエッジでヒット!
ボイル打ちの鉄板ルアーの一つですね!



同じく立若さんもベントミノーでボイルのあった場所に投げてゲット!



館さんはミノーでゲット!


下田さんは自作のペンシルベイトで45㎝をゲット!



渡邊響さんはシャッドテールでボイルを打ってゲット!



100匹チャレンジ中の田中さんは、 カバースキャットで40UP!
100匹が見えてきたとか来ないとか!?
あと2ヶ月!頑張ってもらいたいです!



☆ウグイ情報☆
放流して3週間ほどになりますが、バスに捕食されたり、エサ釣りで釣れたりと順調に馴染んでくれているようで一安心です。
バスの反応も悪くなく、ウグイを食べていると思われる魚がぽつぽつ釣れています。

徐々に釣れるルアーも絞られてきていますが、過去のヒットルアーを参考までに。
2022年12月には小林君がBETOBETOのHOOで連発!

2022年10月には三島さんがステルススイマーで45UP!

2022年11月には小林さんがサカマタシャッドで丸呑みバイト!

このあたりのルアーはウグイパターンでいつも反応してくれているイメージです!


2020年、谷川さんはジョイクロで40後半を連発。
ビッグベイトも毎年釣れますが、具体的にどのルアーが良いかは難しいところです。

かなりのバスがウグイを意識&捕食しているものと思われますが、今のところハマった!というほど反応をもらった方はいらっしゃいません。
上記のルアーあたりを参考に爆釣ルアーを見つけてください!




☆ボトムの重要性☆

最近、少しずつ水温が下がってきている影響で、鯉釣りにおいて釣果の差が目に見えて出るようになってきました。特に顕著なのが、「しっかりと底を取れているかどうか」という点です。初夏から秋の入り口にかけては、鯉が落ちてくるエサや少し浮いてるエサにもよく反応していましたが、この時期になると、底に沈んでいるものをついばむようにして食べることが多くなってきます。つまり、エサがきちんとボトムまで届いているかが、釣果に直結する重要な要素になってくるのです。

そしてこれは鯉に限った話ではありません。ブラックバスにおいても、これからの季節はボトムを意識した釣りが重要になってきます。あと1カ月もすると、メタルバイブを使った釣りをされる方が増えてくると思いますが、そうした釣りでも「底を取れているかどうか」が、やはり大きなポイントになります。ダウンショットやノーシンカーのズル引きなどもこの時期によく釣れるリグですが、共通して言えるのは「いかにボトムから浮かせず、丁寧に通せるか」ということです。ルアーがしっかりと底を這っているかどうかで、釣果が大きく変わってきます。

気温・水温の低下とともに魚の動きも繊細になっていきますので、これからの時期は「少しの丁寧さの差」がそのまま「明確な釣果の差」になって表れてくる季節です。今一度、タックルやリグのバランス、アプローチの精度などを見直して、秋〜冬の釣りを楽しんでみてください!













2025年10月20日月曜日

2025年10月16日木曜日

フィールド状況

 13日水温は22℃ほどになり、本日16日は水温が21℃になりました。ゆっくりと水温が低下していってくれているので活性が一気に落ちることはなく、バスの活性は保たれています。一方で、現在は秋雨前線が本州付近にかかっており、今後の雨の降り方次第では水温が一気に下がる可能性もあります。まとまった雨による急冷や極端な濁りは魚の動きにも影響するため、できるだけこのまま穏やかに水温が下がっていくことを願いたいところです。

桟橋周辺でも鯉・ブルーギルともによく釣れていますが、ブルーギルはやや沈み始め、ウキを観ながらの釣りの方が良く釣れるタイミングも出てきております。鯉は荒食いに入っており、かなりの数を釣る人も出てきております。気温もほどよく、桟橋でのんびり釣りをするには最適な時期と言えるでしょう。


☆バス情報☆




レベルスピンで40UP!

この日小林柊太さんは4本ゲット!



坂本さんは先週に引き続きワンダーボーイで!
ウグイを捕食している個体ではないと思われますが、クランクではぽつぽつ釣れています。
水温的にもクランクの季節と言えるので(少し巻き辛くて申し訳ありませんが・・)クランクやチャターなどを頑張ってみるのもありかもしれません。

矢吹さんはラストエースを使ってウグイを狙ってると思われるバスを5本ゲット!
ウグイパターンの攻略のヒントになるような釣り方でした!


☆続・ウグイ情報☆

これまで西奥に溜まっていたウグイの群れが、徐々にカーブエリアから赤橋付近へと移動してきておりカーブから西奥にかけて回遊しているようです。放流からしばらく経ち、バスの反応にも変化が見られるようになってきました。

特に30~35cmクラスのバスは比較的コンスタントに釣れており、はまりルアーを見つけるとかなりの数を釣っている人もいます。トップ系のルアーやワームを表層でシェイクするなど、シルエットをぼかすような“見せすぎない”アプローチが好反応を得ている印象です。ただし、スピナーベイトなどでもしっかり釣果が出ており、表層にこだわらなくても良い状況とも言えるでしょう。

一方で、群れに付いている45cmを超えるような大物は、まだ釣果が確認されていません。ルアーを見切っているのか、プレッシャーを感じているのか、一筋縄ではいかない様子です。こうした大物に対しては、先述のようなアプローチを継続するのか、あるいは思い切って全く異なるタイプのルアーで変化をつけるのか――試行錯誤のしがいがある、まさに腕の見せどころといえる場面でしょう。

どなたか突破口を開いてくださる方をお待ちしております(笑)




☆ブルーギルと水温☆
弁慶濠で釣りの対象でもあり、バスのベイトにもなっており八面六臂の大活躍をしているブルーギル。現在、濠の中にウグイが放たれた関係もあり、ブルーギルを意識している人が少なくなってしまっているかもしれませんが、やはり多くのバスが捕食対象としておりその動きに注目する必要があるでしょう。
現在水温が20℃近辺になってきており、この水温は一般的にはブルーギルが最高の活性よりは一段落ちる水温と認識されています。これから13℃前後までは高めの活性を保ち、13℃前後でガクッと活性が落ちてしまうでしょう。
実際、徐々に表層のルアーに反応するブルーギルは少なくなってきており、目視で確認できる個体も減ってきております。とはいえ、ブルーギルも冬に向けて捕食をしなければならないので、かなり活発にエサを食べます。ブルーギルがエサを探してウロウロするタイミングがバスの活性が上がりやすいタイミングになったりします。
ブルーギルの動きに注目しながら釣りをすると釣果を伸ばしやすいかもしれません。

2025年10月13日月曜日

小林柊太さん

 レイドジャパンのペラーで45UP!



レベルスピンで40UP!



この日の釣果は4本でした

2025年10月10日金曜日

白井さん

 9月下旬の釣果です

dcシュリンプで48cmをゲットです!




2025年10月9日木曜日

フィールド状況

現在、桟橋前の水温は22~23℃となっており、まだ秋らしい水温というよりは、やや高めの状態が続いています。昨年の同時期には水温が20℃前後まで下がっていましたので、今年は少し季節の進みがゆっくりな印象です。鯉やブルーギルは絶好調でまさに秋の荒食いといった様相を呈しています。また、最低気温が20℃を下回る日も増えてきており、朝晩は肌寒さを感じる日が増えてきました。日中との寒暖差もあるため、釣行の際は羽織るものを一枚ご用意いただくと安心です。

【台風情報と営業状況について】

現在、台風22号・23号が関東地方に接近中です。連続しての接近予想ということもあり、今後の進路や影響が読みづらい状況ではありますが、9日12時時点では営業を中止するほどの状況ではない見込みです。

ただし、強い風が断続的に吹く可能性があります。特に木の下や樹木の近くで釣りをされる際は、落枝などに十分ご注意ください。

今後の天候や台風の動向によっては営業判断が変更となる可能性もございます。その際はX(旧Twitter)やホームページ等で速やかにご案内いたしますので、最新情報のご確認をお願いいたします。


☆バス情報☆

坂本さんはワンダーボーイでゲット!


酒寄さんはクランクで38㎝をゲット!


佐藤さんは西奥でウグイボイル絡みの魚をチャターでゲット!

ウグイを追っている魚はなかなか難しかったですが、タイミング次第では巻きで釣れていました。今後も反応のあるルアーを見つけていくことがカギになりそうです!
ぜひ、様々なルアーを試してもらえると助かります!



館さんは吊るしで40UPをゲット!

10月になりましたが、まだ夏の釣りで釣れてます。他にもストレートワームや沈み蟲などにも反応がありました。例年、なんがかんだ晩秋までこういう釣りが効果的だったりします。



☆ウグイ情報☆

10月1日にウグイの放流を行ってから数日が経ちました。放流直後の4日には、西奥エリアで大きな群れが目撃されており、水面近くをまとまって泳ぐ様子が確認されています。

9日現在も、西奥でときおりボイルのような激しい動きも見られますが、今のところバスが本気で捕食しているというよりは、威嚇したり、軽く追い回しているような印象です。現段階では、追いかけるバスの数自体がそれほど多くないのかもしれません。

一方、西奥以外のエリアでは、ウィード帯などにウグイを追い込むorウィード際で待っているような動きが見られ、明確にバイトするシーンも確認されています。

現状では明確にウグイを追っている魚が釣れているケースはそこまで見受けられません、こっから来春にかけてウグイを狙う魚はずっといるはずです。なにかマッチザベイト的なルアーや動かし方を見つけられればいい釣りができるのかもしれません!

副次的効果・・・?

最近、桟橋周りでブルーギルがとてもよく釣れるタイミングが増えてきました。もちろん、単純にギルの活性が高く、エサをよく食べているという見方もできますが、もしかすると別の要因があるのかもしれません。

たとえば、放流されたウグイを追って、桟橋周辺にいたバスが一時的に遠征しているとしたら、その影響でブルーギルがバスに追われず、活性が高く保たれている可能性も考えられます。

これはあくまで仮説で、どの程度信憑性があるかは分かりませんが、今後もその可能性も頭の片隅に置いて注視していきたいと思います。



☆レアな生き物☆

皆さまは釣りをしている最中に、どんな生き物と出会ったことがありますか?

山あいのフィールドでは、猿や鹿、イノシシなどの野生動物と遭遇することもありますね。そうした自然との出会いも釣りの楽しみのひとつです。

さて、ここ弁慶橋ボート場では、さすがに大型の野生動物は現れませんが――実はちょっと珍しい生き物に出会えることがあります。狸、野良ネコ、コウモリなどは毎年目撃されており、ここでなくても見られると思いますが、ヌートリア?ビーバー?も過去には目撃されたこともあります。(もっともこれらは誰かがペットとして飼っていたものを放してしまった可能性もあるので…)また上空に目を移すと猛禽類も飛来します。

そして、最近では、美しい羽色をもつカワセミが姿を見せてくれています。巣を作り弁慶に年中いるのですが、比較的人が少ないこの時期は、しばしばその姿を目撃することができます。

その鮮やかな青い背中と、すばやく水面に飛び込む姿は、見ているだけで癒されるもの。運が良ければ、釣りをしている目の前でその瞬間を見ることができるかもしれません!釣りだけでなく、こうした自然の生き物との出会いも、弁慶ならではの魅力のひとつ。ぜひ、釣り竿を握りながら、時折まわりの自然にも目を向けてみてください。

そして、ぜひともカワセミの素敵な写真が撮れた際はその写真を送っていただけると嬉しいです。ブログやSNSでご紹介させてもらいたいと思います。



☆釣果投稿のお願い☆

40UPを中心に掲載しておりますが、なにか記念に残るような魚や、掲載を希望するようなで場合、ぜひどのような記念かや釣れたルアーなどちょっとしたコメントを添えてご投稿いただけたら幸いです。




2025年10月4日土曜日

館さん

 3日の釣果です。

吊るしで40UPをゲットです!

おめでとうございます!



2025年10月2日木曜日

フィールド状況

10月2日現在、桟橋前の水温は23~24℃となっております。この1週間も気温が30℃を超えるような日があり、水温も一時的に25℃まで上昇することがありましたが、朝晩はすっかり涼しくなり、今後はゆっくりと水温が下がっていきそうです。

水質については、現在かなりクリアな状態を保っております。ただし、まとまった雨が降った場合には一気に濁ってしまうこともありますので、天候の変化にはご注意ください。

このように、水温・水質ともに安定しており、現在はブラックバス・鯉・金魚・ブルーギルなど、さまざまな魚種の釣りが楽しめる絶好のコンディションです。このまま台風や急な寒波などで大きく環境が崩れることなく、しばらく良い状況が続いてくれると嬉しいですね。

☆営業時間変更のご案内☆

10月より、土日祝日を含めすべての営業日が「9時開店・17時閉店(最終受付16時)」となります。

お間違えのないよう、どうぞよろしくお願いいたします。


☆バス情報☆


阿部 遥馬くんはゲーリーグラブで39cmをゲット!
やっぱりゲーリーグラブは強いですね!

少しずつですが横の釣りに反応するようになってきてます。



館さんはサイコロラバーで初の50UPをゲット!

サイコロラバー・沈み蟲など夏によく釣れていた釣りがまだ有効でした。
ウグイの放流によって、大きくパターンが変わってしまう可能性はありますが、あまり変化が起きずこのような釣りが引き続き有効な可能性もあります。


☆ウグイ放流について☆

10月1日、ウグイを放流いたしました。

今回の放流では、写真(上)に写っている10~15cmほどのサイズが全体の約7割、写真(下)の20~30cmほどのサイズが約3割と、大小取り混ぜた放流となりました。放流直後の様子を観察していると、10月2日現在、いくつかのエリアでウグイが群れを作って固まっており、その周辺ではバスが襲いかかるようなシーンも確認されています。

今後についてですが、水温も徐々に落ち着いてきており、活性の上がったバスにとってウグイは非常に魅力的なベイトになることが予想されます。これまで以上にリアル系ルアーやベイトフィッシュを意識した釣りが有効になるかもしれません。また、放流されたウグイたちも日が経つにつれて群れの動きが変化していく可能性がありますので、観察力も大事になってきますね。現在の所は効果的なルアーなどはまだ分かりませんが、そのあたりも徐々にわかっていくと思われますので、わかりましたらまた何らかの形でご報告させていただきます。

なお、今回の放流に際しまして、多くのお客さまから「ウグイ基金」という形で釣り具等のご寄付をいただきました。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。皆さまのご支援があってこそ、こうした放流活動を継続することができます。引き続き、弁慶橋ボート場ならではの環境を守り育てていけたらと思っております。


☆自己ベスト?マイイベ?☆

みなさま、釣りをするうえでの目標は何でしょうか?

大きい魚を釣りたい、たくさん釣りたい、大会で勝ちたい……人それぞれ、さまざまな目標があると思います。最近では、「弁慶濠で自己ベストを更新した!」「初めてバスが釣れた!」といったお客さまの喜びの声を耳にすることも多く、スタッフとしても心が温かくなる瞬間が何度もあります。

ここでひとつ、自分との戦いに挑んでいる方をご紹介します。
長らく弁慶に通ってくださっている田中さんは、年間100匹のバスを釣ることを目標にチャレンジされています。

年間100匹というと、毎月8~9匹のペース……。とはいえ、1月・2月はかなり厳しい時期になるので、毎月10匹以上のペースで釣っていかないと、なかなか到達できなさそうです。そう考えると、目標としてとても面白い数字だなと感じました。

田中さんは9月末の時点で75匹を達成されているとのこと。残り3カ月ですが、12月は釣果が落ちやすいことを考えると、10月・11月でどれだけ積み上げられるかがカギとなりそうです。最後まで手に汗握る展開が続きそうですね。

よかったら、みなさまも「マイイベント」的な目標を立てて、楽しみながら釣りに挑戦してみてはいかがでしょうか?


阿部 遥馬くん

ちょっと前の釣果になります。


アルフハイト・オクタルクローラー5インチで自己ベストの40UPをゲットです!



またその翌週もゲーリーヤマモトのグラブで39㎝をゲット!


おめでとうございます!











館さん

 30日の釣果です。

弁慶に6年間通って下さってる館さん、念願の50UPゲットです!

おめでとうございます!





2025年9月25日木曜日

フィールド状況

 20日(土)の朝の水温は25℃、そして本日25日(水)の朝は24℃と、ゆっくりではありますが水温が下がってきています。朝晩の気温も「涼しい」から「肌寒い」へと少しずつ変化してきており、季節の進みを感じます。日中との寒暖差も出てきていますので、1枚羽織るものを持ってくると安心です。

水温が下がってくるとともに、真夏に比べてウィードの量はかなり減ってきました。とはいえ、ウィードの成長は完全に止まったわけではなく、ペースは落ちつつもまだ伸び続けています。秋の釣りでは、残ったウィード周りをどう攻略するかがカギになります


【お知らせ:10月1日より営業時間が変わります】

10月1日(火)より、平日・週末を問わずすべての営業日が以下の時間に変更となります。

  • オープン:9時
  • クローズ:17時  
お間違えないようお願いします。

☆バス情報☆

高須純平君はフリックシェイクでゲット!


谷川さんはベローズギルでゲット!
40には少し届きませんが良い型ですね☆

逸見さんはスワンプjrで!

加藤さんはクネリーのノーシンカーで


水温が25℃を下回ってきており数字の上でも夏が終わった感じがしますが、釣れ方としては依然フォールの釣りやふわふわした横の釣りでよく釣れていました。




佐藤さんは午前中、ウィードエッジをチャターの早巻きで3匹。日が上がってからはシャローカバーにネコリグを入れて3匹キャッチです。
チャターも良い時期になってきましたね☆


☆秋の気配と時合について☆

桟橋前の水温が24℃となり、いよいよ秋らしい水温になってきました。「秋と言えば巻き物!」「秋爆来たか⁉」と、釣り人なら思わずテンションが上がるようなワードが飛び交う季節ですね。

ただし、そんな秋は、「よく釣れる人」と「全く釣れない人」の差が出やすい季節でもあります。「秋なのに、周りは釣れているのに、釣れないな…」と感じる方もいるかもしれませんが、だからこそ、ちょっとした変化に気づけるかどうかが重要になってきます。

日中はまだ日差しが強い時間帯もありますが、風が吹き出すタイミングや、太陽が一瞬陰るような瞬間に魚のスイッチが入ることもあります。こういった変化は一年を通して有効ですが、この時期特有の変化が影です。

太陽の位置が徐々に低くなり、ビルや木々の影ができる位置やタイミングが変わってくるこの時期は、魚が入りやすいシェード(陰)や入ったり出たりするタイミングも変化していきます。その日、その時間にしかできない「影」が意外なポイントになることもあります。

巻き物系ルアーが効く季節ではありますが、「ただ巻けば釣れる」わけではありません。
水面や水中のちょっとした違和感や変化に敏感になることが、秋の釣果を左右する鍵になりそうです。


☆サギやカワウ、秋冬の訪問者たち☆

秋から冬にかけて、弁慶濠にはアオサギやゴイサギ、そしてカワウといった水鳥たちが姿を見せるようになります。彼らのたたずまいや飛び立つ姿には風情があり、季節の移ろいを感じさせてくれる存在でもあります。一般的には「美しい」「かわいらしい」「絵になる」といった好印象を持たれることも多く、野鳥観察の対象としても人気があります。

しかし、釣り場や養魚場といった魚を扱う立場から見ると、これらの鳥たちはしばしば厄介な存在と扱われることがほとんどです。特にカワウは、その高い潜水能力によって、1日に300〜500グラムもの魚を食べるといわれており、弁慶濠でも、ブラックバスや鯉が丸呑みされてしまいその数を大きく減らしてしまうこともあります。

サギ類もまた同様に、岸際に静かに立ち、小魚や稚魚を器用についばんでいきます。弁慶濠では、金魚釣り堀の金魚がアオサギやゴイサギに狙われるという被害あり、人が近くにいてもそれほど警戒せず、静かに忍び寄っては、一瞬のうちに魚をくわえて飛び立っていく姿を目にすることもあります。

ただ、こうした鳥たちは、単に「駆除すべき害鳥」としてだけ語られるべき存在ではありません。白鷺(しらさぎ)は古くから吉兆や神聖さの象徴とされ、万葉集や絵巻物にもたびたび登場してきました。また、カワウは岐阜県の長良川をはじめとする各地で行われている鵜飼漁において、漁師とともに漁に携わってきた存在でもあります。多くの日本人はこれらの鳥に好意的な感情を持っていることでしょう。

美しく、文化的な価値を備えた存在でありながら、実際には養魚や釣りの現場で頭を悩ませる対象にもなる、サギやカワウという鳥たちは、その両面を持つ、非常に複雑な位置にいる生き物だと感じます。ただ「かわいい」「自然の一部」と見るだけではなく、魚にとっての影響、釣り場における現実的な問題を含めて向き合うことが、自然との本当の共生につながるのかもしれません。



追伸
先日、お客さまとゆっくりお話しする機会があり、ブログについてさまざまなご意見を頂戴しました。日頃ご覧いただいていること、そして温かいお言葉をいただけたことが、とても励みになりました。本当にありがとうございます。

今後も、皆さまにとって参考になるようなブログを目指してまいりますので、「こんな話が読みたい」「こういう情報が知りたい」など、ご意見・ご要望がございましたらお気軽にスタッフまでお声がけください。
※優しいお言葉の数々、本当に嬉しかったです…笑