8月14日(木)15時現在 桟橋前の水温は 29.5℃ です。
10日・11日の2日間は雨が降り、水位が大きく上昇。それに伴い水温も30℃を下回りました。非常にクリアだった水質にもほどよく濁りが入り、魚にとってもルアーにとっても“良い感じ”のコンディションになっています。
この一週間は比較的過ごしやすい日が多く、釣りを楽しみやすい状況でした。しかし、明日からは再び 35℃超えの真夏日予報 が出ており、厳しい暑さが戻ってくる見込みです。
ご釣行の際は、こまめな水分・塩分補給、帽子や日傘の使用、涼しい服装など、万全の熱中症対策をしてお越しください。
なお、水位が高いうちは魚がシャローやカバー奥まで入り込むため、普段届きにくいエリアを狙えるチャンスです。雨後の濁りを味方につけ、スピナーベイトやチャターなどの波動系ルアーを試すのもおすすめです。
☆バス情報☆
やや激しいカバーからライトなカバーまで一つのルアーでやれてしまうのでとても重宝しているそうです!
☆雨の日の釣り☆
この一週間は雨の日が多く、「雨なら爆釣するのでは!?」と胸を躍らせて来店された方も少なくありません。
結論から言うと――確かに雨の日の方が釣果は良かったのですが、「ボコボコに釣れた!」というほどではありませんでした。では、その理由として考えられる点を挙げてみます。
1. ポイントが絞りづらくなる
雨が降ると、晴れの日に魚がついていた定位置から離れてしまい、居場所を特定しづらくなります。結果として効率的に探ることが難しくなります。
2. ウィードの位置が見えない
本来ならスピナーベイトやクランクなど横の動きのルアーが有効な状況ですが、雨で水面が乱れるとウィードの位置が分かりにくくなります。すると根掛かりが増え、タイトに攻めづらくなったり、面倒になってそのルアー自体を使わなくなってしまうこともあります。
3. 活性が思ったほど高くない
例えば晴れの日の晴れているタイミングの活性を「50」とすると、曇りや小雨で一時的に「70」まで跳ね上がることがあります。しかし雨の日は大きな変化がなく、一日中「55」程度で安定してしまうことも多く、「爆発的に釣れる」状態にはなりにくい可能性があります。
4. 虫の落下が少ない
特に夏場はセミなどの昆虫が水面に落ちることで魚の捕食スイッチが入りますが、雨の日は虫の飛翔活動が減り、水面に落ちる虫も激減します。その結果、この時期有効な虫系パターンが成立しにくくなります。
などといった理由が考えられます(もちろん他にも様々な要因があるでしょうが)
雨の日に釣行をする際はこういったことを頭の片隅に置いておくとよいかもしれません。
☆カラー差は出るのか☆
お客さんからよく尋ねられる質問の一つに「どのようなカラーが良く釣れますか?」というものあります。フィールドごとによく釣れるルアーのカラーというのはあると思いますが、果たして弁慶堀ではカラー差は出るのか⁉
これはお客さんごとに意見があると思います。よく釣っている常連さんに聞いていったところ、全体的に「あまり意識してない」という感じの答えが多かったです笑
さすがに全くカラーは関係ない、ということはないと思いますのでこれから数週間から一年間にわたり、少しそのあたりを考察していきたいと思います!
☆酸欠☆
先日のニュースで「大阪城公園のお堀で、魚が大量に死んでいるのが見つかった」という報道がありました。原因はまだ特定されていませんが、水温の高さに伴う酸欠が主な要因ではないかと見られています。
これは決して他人事ではありません。弁慶濠も似た環境にあり、条件が重なれば同じような事態が起きても不思議ではありません。
この15年ほどで少しずつ水質が改善し、現在は比較的良好な状態を保てていると思われます。しかし、水質のバランスは非常に繊細で、水草を一気に減らしたり、エサを撒き過ぎたりといったちょっとした変化でも、急激に悪化してしまう可能性があります。
今後も魚たちが安心して暮らせる環境を守るため、水草管理やエサやりなどは慎重かつ丁寧に行っていきたいと思います。夏場は特に高水温による酸欠リスクが高まるため、水質や魚の様子のこまめなチェックが欠かせません。
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