20日(土)の朝の水温は25℃、そして本日25日(水)の朝は24℃と、ゆっくりではありますが水温が下がってきています。朝晩の気温も「涼しい」から「肌寒い」へと少しずつ変化してきており、季節の進みを感じます。日中との寒暖差も出てきていますので、1枚羽織るものを持ってくると安心です。
水温が下がってくるとともに、真夏に比べてウィードの量はかなり減ってきました。とはいえ、ウィードの成長は完全に止まったわけではなく、ペースは落ちつつもまだ伸び続けています。秋の釣りでは、残ったウィード周りをどう攻略するかがカギになります
【お知らせ:10月1日より営業時間が変わります】
10月1日(火)より、平日・週末を問わずすべての営業日が以下の時間に変更となります。
- オープン:9時
- クローズ:17時
☆バス情報☆
桟橋前の水温が24℃となり、いよいよ秋らしい水温になってきました。「秋と言えば巻き物!」「秋爆来たか⁉」と、釣り人なら思わずテンションが上がるようなワードが飛び交う季節ですね。
ただし、そんな秋は、「よく釣れる人」と「全く釣れない人」の差が出やすい季節でもあります。「秋なのに、周りは釣れているのに、釣れないな…」と感じる方もいるかもしれませんが、だからこそ、ちょっとした変化に気づけるかどうかが重要になってきます。
日中はまだ日差しが強い時間帯もありますが、風が吹き出すタイミングや、太陽が一瞬陰るような瞬間に魚のスイッチが入ることもあります。こういった変化は一年を通して有効ですが、この時期特有の変化が影です。
太陽の位置が徐々に低くなり、ビルや木々の影ができる位置やタイミングが変わってくるこの時期は、魚が入りやすいシェード(陰)や入ったり出たりするタイミングも変化していきます。その日、その時間にしかできない「影」が意外なポイントになることもあります。
巻き物系ルアーが効く季節ではありますが、「ただ巻けば釣れる」わけではありません。
水面や水中のちょっとした違和感や変化に敏感になることが、秋の釣果を左右する鍵になりそうです。
☆サギやカワウ、秋冬の訪問者たち☆
秋から冬にかけて、弁慶濠にはアオサギやゴイサギ、そしてカワウといった水鳥たちが姿を見せるようになります。彼らのたたずまいや飛び立つ姿には風情があり、季節の移ろいを感じさせてくれる存在でもあります。一般的には「美しい」「かわいらしい」「絵になる」といった好印象を持たれることも多く、野鳥観察の対象としても人気があります。
しかし、釣り場や養魚場といった魚を扱う立場から見ると、これらの鳥たちはしばしば厄介な存在と扱われることがほとんどです。特にカワウは、その高い潜水能力によって、1日に300〜500グラムもの魚を食べるといわれており、弁慶濠でも、ブラックバスや鯉が丸呑みされてしまいその数を大きく減らしてしまうこともあります。
サギ類もまた同様に、岸際に静かに立ち、小魚や稚魚を器用についばんでいきます。弁慶濠では、金魚釣り堀の金魚がアオサギやゴイサギに狙われるという被害あり、人が近くにいてもそれほど警戒せず、静かに忍び寄っては、一瞬のうちに魚をくわえて飛び立っていく姿を目にすることもあります。
ただ、こうした鳥たちは、単に「駆除すべき害鳥」としてだけ語られるべき存在ではありません。白鷺(しらさぎ)は古くから吉兆や神聖さの象徴とされ、万葉集や絵巻物にもたびたび登場してきました。また、カワウは岐阜県の長良川をはじめとする各地で行われている鵜飼漁において、漁師とともに漁に携わってきた存在でもあります。多くの日本人はこれらの鳥に好意的な感情を持っていることでしょう。
美しく、文化的な価値を備えた存在でありながら、実際には養魚や釣りの現場で頭を悩ませる対象にもなる、サギやカワウという鳥たちは、その両面を持つ、非常に複雑な位置にいる生き物だと感じます。ただ「かわいい」「自然の一部」と見るだけではなく、魚にとっての影響、釣り場における現実的な問題を含めて向き合うことが、自然との本当の共生につながるのかもしれません。
追伸
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